2017年03月26日

中国丹東の堤防ゲート

「金正恩委員長の異母兄弟の兄で、金正男がマレーシア・クアラルンプールで殺害 2017-2-13 」
「弾道ミサイル4発を日本海に向けて発射 2017-3-6 」 と最近の北朝鮮に関するニュースが多い。

そういえば、2015年の五月連休に、「鴨緑江」と呼ばれる河をはさんで、北朝鮮との国境を形成する、中国東北部の丹東市を訪れたことを思い出した。
その時の、写真を見ていたら、河に沿った道路に、「坝门」Bà mén と呼ばれある、堤防の門・ゲートの写真があったので、あらためて、紹介します。

その鴨緑江沿いの道路である「滨海中路」の自動車道では、河の反対側に、厚さ約2m、高さ3〜4mほどのコンクリート製の堤防が作られている。ちょうど、鴨緑江の河から50mほどの距離である。
そして、生活道路を通すために、所々にコンクリートの堤防を開口した堤防ゲートがある。

どうも、鴨緑江の氾濫よる洪水が予想される時には、この堤防ゲートを閉じて、生活区域を守っているようである。

鴨緑江沿いに、対岸の北朝鮮を眺めながら散策していると、北朝鮮へと続く橋付近では、河の水位と1〜2m程しか、差がない部分も見られる。

鴨緑江沿い1.jpg

河の淵にも観光客が近づけるようになっている。

鴨緑江沿い2.jpg

地図の衛星写真の色から見て、南西〜北東斜めに鴨緑江沿いに細長く伸びる丹東の市街地ですが、鴨緑江から約1.7km入った地域は、ほとんど起伏がなく、海抜2m以下と思われる。

丹東地形図.jpg

鴨緑江沿いの公園を歩いていたら、鴨緑江公園に「丹東水文站」と表示されたモニュメントがあった。

水文站.jpg

「水文站」とは、河川などの水量・水位の観測所であるらしい。
最高洪水位として、「1995年8.25m」と「2010年7.35m」の水位を示すプレートが掲示されており、その当時の洪水の水位を改めて驚かされた。


丹東の自動車道路に沿った堤防および堤防ゲートを紹介する。
丹東には47基の堤防ゲートがあるそうですが、私が見学したのは、6ヶ所。

写真撮影したゲート.jpg

鴨緑江沿いの道路である「滨海中路」の自動車道を車で走ると、河の反対側にコンクリートの堤防が続いている。

市街地を守る堤防.jpg
写真の右側が鴨緑江の河となる。
市街区にはいる道には、ゲートが設けられ、このゲートにより市街区の80万人を守っているとのこと。
河の氾濫などで危険水位になるとゲートを閉め、市街地に侵入する水を食い止める。したがって、ゲートから門から川沿いの施設は、水没する。

丹東の北から、「7号 金海路坝门」、「8号 永安花园坝门」、「9号 迎江街东坝门」、「10号 迎江街坝门」を示す。

7号ゲート.jpg

8号ゲート.jpg

9号ゲート.jpg

10号ゲート.jpg

市街区へのゲートを有するコンクリートの堤防には、圧倒される。

自動車道沿いではなく、やや入った所のゲート2ケ所を紹介。
「16号 十纬路坝门」。丹東の税関近くの16号ゲート。河から約190mほど離れた所。

16号ゲート地図.jpg

片側3車線の主要道路である「十纬路」。道路幅は、20m以上ありそう。
したがって、広いゲートであり、2重のゲートになっており、道路を横切って2本の溝がある。

16号ゲート.jpg

ゲートを占めるときは、中央分離の柵も取り除かれるのであろう。

もう一つのゲートは、「19号 中联西坝门」。河から約120mほど離れた街中のゲート。

19号ゲート地図.jpg

コンビニの横のゲート。遠くに見えるマンションを守っているのだろう。

19号ゲート.jpg

以上が、見学した堤防ゲートですが、2010年の氾濫の時の状況を、ネットの写真を調べ、今回の旅行時の写真と比べてみた。

北朝鮮と中国丹東を結ぶ橋の状況。
洪水断橋.jpg

鴨緑江対岸の北朝鮮。中国側のような堤防は無く、自然のまま。
洪水対岸の北朝鮮.jpg

鴨緑江沿いの公園。
洪水公園.jpg

鴨緑江沿いの自動車道路。
洪水道路.jpg

堤防までせまる洪水。
洪水堤防.jpg

堤防ゲートの閉鎖。
洪水堤防ゲート.jpg

北朝鮮レストラン「柳京酒店」。
洪水柳京酒店.jpg

北朝鮮との国境を形成する鴨緑江の洪水の怖さを実感しました。
北朝鮮もミサイルを発射させるお金があるなら、中国側のように、洪水対策をした方が良いのでは・・・。

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2017年02月11日

タイのカレンダー

電気絶縁材料をはじめ、エレクトロニクスの専門商社として事業を展開している「東?電気梶vの名古屋支店の「浅?」氏から、名古屋支店で、5部しか手に入らなかった貴重なタイの卓上カレンダーをいただいた。
この会社、アジア圏に多くの事業所を有しており、そのひとつにタイの事業所がある。

東和電気の海外事業.jpg

タイのカレンダーの暦に関しても、全く無知な私。

2560.jpg

まず、2017と2560が表示されている。2017は西暦2017年であることは想定可能だが、2560とは?
調べてみると、「仏暦」だそうで、「仏滅紀元暦」とも言わる。
タイ王国、カンボジア、ラオスでは、釈迦が入滅してから1年経ってから数え始め、釈迦が入滅した翌年の紀元前543年を元年としているらしい。したがって、仏暦=(西暦+543)年となる。
英語では仏暦のことを「Buddha Era」といい、仏暦2560年を英語で表記するときは、「B.E.2560」のように頭文字を用いて表記する。 とのことであった。
さすが、仏教の国である。

理解に苦しむタイ語で表記されているが、英語にて併記されているので、予想はつく。
私にとっては、ぐちゃぐちゃした線に小さな丸がついた模様としか映らないタイ語の文字。発音はもっと複雑なのであろう。

月と曜日をタイ語でまとめてみた。

タイ語月.jpg

タイ語曜日.jpg

やはり、タイ語文字は、小さい丸のついた線の模様としか思えない。

このカレンダーには、黄色い丸と半円の印がある。これは、月の新月・満月、上弦・下弦(半月)を示しているようだ。
調べると、7日〜8日に一回ぐらいの周期であるタイ仏教の特別な日で、仏日(ワン・プラ、วันพระ)と呼ばれている。
例えば、4月のカレンダーでは、4/4、4/11、4/19、4/25 が、上弦、満月、下弦、新月 にあたる。

4月カレンダー.jpg

タイ仏教在家信者はこの仏日に寺に行き、食べ物を僧侶に与える。在家信者は特にこの日は仏教の戒律を守る。
寺院や僧侶への功徳をすると良い日とされている。功徳の実行例としては、喜捨・寄進、あるいは出家であるそうだ。やはり、月の満ち欠けと仏教が日常に密接に関わる仏教の国である。

仏日.jpg

カレンダーの欄外の下部に、祝祭日が記載されているようなので、調べてみた。
例えば、2016年10月に死去されたプミポン国王の御生誕記念日(12/5)がある12月のカレンダーは、

12月.jpg

日付が赤字の祝祭日をまとめてみた。

祝祭日.jpg

タイ王国に関係する誕生日に祝日が多くある。王国ならではの祝日である。
また、釈迦の誕生日・最初の説教の記念日など、仏教国ならではの、釈迦にまつわる祝日もある。
土。日曜日と祝祭日が重なった場合は、翌平日は、振替休日になっている。

禁酒日もあり、タイ全土で酒の販売が中止になるそうだ。禁酒日前日には、酒を買っておいて、自宅にストックする必要がありそうだ。

この卓上カレンダーの日付の裏側は、女性のヌード写真。
タイでは、基本的にヌード禁止。公序良俗に反するとのことで、性的に刺激するものを営利目的で販売は、ダメ。そのため、ヌードカレンダーは、なかなか手に入らない貴重なものらしく、男女を問わず、人気があるそうだ。
1月から12月までの女性の写真を、紹介する。

ヌード一覧.jpg

個人的には、12月の女性が好きです。

12月のヌード.jpg

タイと言えば、ゴーゴーバーやディスコが多くあるアジア最大の歓楽街のパタヤもある。
本当に、ヌードはご法度なのか。
性に関しては、建前と本音があるのは、常のこと。

私は、タイに行ったことがないので、アメリカとタイの「Playboyカレンダー」を比較してみた。

本場アメリカのカレンダーは、塗りつぶしの隠す部分が多い。

Playboyカレンダー.jpg

一方、タイのカレンダーは、ソフトである。

タイPlayboyカレンダー.jpg

やはり、タイでは、ソフトであり塗りつぶして隠す部分はない。

以上、タイのカレンダーの紹介でした。


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2017年01月15日

回転寿司

最近では、中国のどこに行っても回転寿司屋を見かける。

上海の「争鮮」回転寿司上海寿司Rev1.jpg

丹東の「山葵」回転寿司丹東寿司Rev1.jpg

大連の「和道軒」回転寿司大連寿司Rev1.jpg

回転寿司ではないが、南京のテイクアウトの「一握巻寿司」南京一巻握寿司Rev1.jpg

このように海外に浸透した寿司。

農林水産省と外務省による「海外における日本食レストランの数」の調査によると、2015年の調査では2013年の調査に比べて、約1.6倍に拡大していると報告している。

海外の日本食レストラン外務省 PPT.jpg

これらを地域別に調べると、海外の日本食レストラン数字.jpg海外の日本食レストラングラフ.jpg

特に、アジア圏での増加が著しい。


日本の主要な回転寿司の店舗数を、ホームページなどで調べてみた。

主要な回転寿司店舗数数字.jpg

2010年と2016年3月では、店舗数は1.6倍になっている。

一方、日本に輸入される寿司ネタの産地国を調べた。

日本に輸入される主な寿司ネタ Globe 表.jpg世界地図すしネタRev1.jpg

世界の各国から、寿司ネタが輸入されている。まさに世界的なネットワークを構成している。

また、農林水産省が財務省公表の「貿易統計」を基に、我が国の品目別の主要な水産物の貿易状況を取りまとめた資料があったので、2014年の上位20ケ国のデータをまとめてみた。

国別水産物の輸入金額は、中国が筆頭で、チリ、アメリカ、ロシア、タイと続く。

水産物輸入金額国 農林水産省 2014 .jpg

以下、品目別での輸入国。

「かつお・まぐろ」の輸入国は、台湾、韓国、中国、オーストラリア、インドネシアが上位を占める。水産物輸入かつおまぐろ 農林水産省 2014 .jpg

「さけ・ます」は、チリが60%以上を占め、ノルウェー、ロシアと続く。水産物輸入さけます 農林水産省 2014 Rev1.jpg

「かに」は、ロシアが60%近くを占め、カナダ、アメリカと続く。水産物輸入かに 農林水産省 2014 Rev1.jpg

「えび」は、ベトナム、インド、インドネシアで55%を占める。水産物輸入えび 農林水産省 2014 Rev1.jpg

えび調理品は、タイ、ベトナムで77%を占める。水産物輸入えび調理品 農林水産省 2014 Rev1.jpg


寿司ネタの輸入から、視点を変えて、小袋入りのしょうゆ、わさび、しょうがを、調べるために、スーパーの寿司を買って調べた。

小袋入りのしょうゆ、わさび、しょうがを、手に入れるために、買ったネギトロ巻。ねぎとろ巻き.jpg

まずは、しょうゆ。

しょうゆRev1.jpg金印Rev2.jpg
「金印生おろしわさび」は、名称は、加工わさび。原材料は、本わさび、西洋わさび、還元水飴、大豆繊維、砂糖、植物油脂、食塩、からし、香料、酸味料、着色料(クチナシ) と表示されていた。
着色料の「クチナシ」が、気になる。

生わさびRev2.jpg
「生わさび」の原材料は、西洋わさび、本わさび、食塩、砂糖、ビタミンC、pH調整材、クチナシ色素、紅花色素、香料 と表示されていた。
「pH調整材」、「クチナシ色素」、「紅花色素」が、気になった。

そして、生姜を薄く切って甘酢漬けにした「ガリ」。

しょうがRev2.jpg
「しょうが酢漬(薄切り)」の原材料は、しょうが、漬け原材料(食塩、醸造酢)、酸味料、ソルビット、甘味料(ステビア、アセスルファムK) 、保存料(ソルビン酢K)、(原材料の一部にりんごを含む) と表示されている。
なお、原材料原産地名は、タイ となっている。
「ソルビット」、「甘味料(ステビア、アセスルファムK)」 、「保存料(ソルビン酢K)」が、気になった。

なお、2013年の財務省「貿易統計」をもとに、農畜産業振興機構が公表した野菜の国別輸入状況 (H25 上位3カ国)の数値の中に、塩蔵等野菜 (えんぞう:塩に漬けて長く保存すること) の中に、「しょうが」があり、1位:タイ 14748(69%)、 2位:中国 6543(31%)、 3位:ベトナム 13(0%) となっていた。

塩蔵しょうが輸入Rev1.jpg

塩蔵しょうがについて説明された記事があったので紹介。
タイの北部やミャンマー、ラオスとの国境周辺の生姜を塩漬けにして薄切りにしたものが、1斗缶に入った状態で加工品として輸入される。
非常に辛くて、そのままの状態では食べられないので、これを塩抜きにして、食品添加物入り甘酢に漬けたものが、ガリとなる。 とのこと。
多分、日本での処理は安心できるかも知れないが、タイ・中国での肥料を含む生姜の栽培状況、そして塩漬けにする時の塩以外の添加物など、考えるときりがない。


以上、子袋入りのわさび、しょうがの気になった原材料をまとめると、

スーパーの寿司のわさびがり.jpg

極端に多く食べることは、避けたほうがよさそう。


次に、回転寿司の設備メーカの代表的な2社を調べた。

コンベア : 叶ホ野製作所 石川県  資本金 50百万円 回転寿司コンベヤーのトップメーカ。
寿司ロボット : 鈴茂機工梶@東京都  資本金 615百万円 寿司ロボット、米飯加工機器のトップメーカ。

コンベアの叶ホ野製作所さんのホームページ。石野製作所.jpg

回転寿司のコンベアのシェア60%とは、驚いた。
コンベアの回る速さは、人間が回る寿司を見て落ち着いて確認できる速度とするために、秒速4cmを標準としている。
また、コンベアの回り方は、利き手が右手の人が多いため、ほとんどが右回り(時計回り)を採用している。
左利きの人には、やや、つらい右回り(時計回り)。


寿司ロボットの鈴茂機工鰍ウんのホームページに寿司製造機械が記載されていた。

おむすび、丼、弁当の機械。おむすび・盛り付け01.jpgおむすび・盛り付け02.jpg

おむすびの包装機械。資材・器材_製造01.jpg

寿司のシャリ、海苔巻き、そして包装の機械。寿司・のり巻き01.jpg寿司・のり巻き02.jpg

いなり寿司の製造機械。食品工場向け01.jpg

海外向け仕様の機械。海外仕様機01.jpg海外仕様機02.jpg海外仕様機03.jpg

いろんな寿司ロボットがある。驚きました。

ライスプレート成形機もあり、モスバーガー向け? もあった。食品工場向け02.jpg


多くの寿司ネタが輸入されているが、厚生労働省の輸入食品監視業務として、過去、輸入届出の際に食品衛生法違反と判断された 「輸入届出における代表的な食品衛生法違反事例」 があったので、寿司ネタに関係がありそうな国別届出・検査・違反状況をまとめてみた。

寿司用食品の違反事例。輸入違反事例 寿司用 表.jpg

魚の違反事例。輸入違反事例 魚 表.jpg

エビの違反事例。輸入違反事例 エビ 表.jpg

いか・たこの違反事例。輸入違反事例 いかたこ 表.jpg

かにの違反事例。輸入違反事例 かに 表.jpg

いくら・すじこ・たらこの違反事例。輸入違反事例 いくらすじこたらこ 表.jpg

貝の違反事例。輸入違反事例 貝 表.jpg

米・しょうが・かんぴょうの違反事例。輸入違反事例 米生姜かんぴょう 表.jpg

いろんな食に関するトラブルがみられる。大腸菌などは、恐ろしい。


やや古いですが、同じく厚生労働省の2012年の輸入食品監視統計をグラフ化すると、アジアからの件数が圧倒的に多い。

輸入届出件数地域別厚生労働省 グラフ.jpg

国別においては、中国が圧倒的で、アメリカ、フランスと続く。

輸入届出件数厚生労働省 グラフ.jpg

しかし、届出件数に対する地域別違反率をグラフ化すると、アフリカが最も高く、アジアの違反率は、0,4%であり、比較的少ない。

輸入食品監視違反率厚生労働省 グラフ.jpg

国別違反率では、アメリカ、インドネシア、ベトナム、タイが上位を占め、よく話題になる中国は、違反率0.2%であり、下位である。

輸入食品違反率 国別.jpg

全アジアからの輸入食品の違反率は、0,4%ですが、中国からの輸入食品の違反率は0.2%。アジア平均のほぼ半分。
韓国、台湾、ベトナム、タイからのほうが、違反率は格段に高い。アメリカに至っては0.8%と、中国の約4倍も違反率が高い。
どうも、中国の食品管理は、輸出向けと国内向けの食品とでは、管理する体制も基準も違っているようだ。
輸出食品は、国家質量監督検疫検験総局(質検総局)で、ここが管轄しているが、国内向けの食品は衛生部の所管。

輸出食品を管轄する質検総局の管理は非常に厳しく、輸出食品の工場は、工場の設計段階から、質検総局が、国際基準の衛生管理の手法に基づいて厳しく指導する。
それに対して、国内向け食品を管轄する衛生部の管理は、質検総局よりも遥かに緩くなっている。

このように、中国では、輸出食品のほうが、国内向け食品よりも、格段に高い基準になっている。つまり、中国食品は、輸出用と国内用の二重基準になっている。このような国は、中国以外にはないだろう。
国内向けの食品では、発がん性物質を多量に含む再生油、有害な染料で肉を赤く染めた豚肉、成長ホルモンを多量に使った鶏・・・等々、様々な食品事件が起きている。
こうした情報が、日本のマスコミで報道されることで、中国食品の安全性への不安を掻き立てる結果にもなっている。

アメリカからの輸入食品は、日本での水際での検査で違反が発見される率は高いし、他のアジア諸国の違反率も中国より高いですが、食品のイメージは、それほど悪くはない。
多分、それは、“事件”が起きていないからだと思われる。

中国では、2001年から残留農薬問題、2007年からの毒餃子事件、2008年に発覚したメラミン混入の牛乳事件、、2014年の食品加工会社「上海福喜食品」の事件。消費期限を大幅に超えた鶏肉、床に落ちた肉、青く変色した牛肉、素手で作業する従業員など、信じられない光景であった。
日本では、マクドナルドとファミリーマートが、この工場の製品を販売していたことが分かり、両者はその対応に追われた。

このような事件から、中国食品の安全性への不安となっている。

もっとも、日本でも、愛知県の産業廃棄物処理業者の「ダイコー」が、廃棄物処理を依頼された冷凍ビーフカツを、食品として転売した事件もあるので、あまり中国のことは言えない日本になっている。


中国では、政府自ら公表する食品の「違法添加物リスト」がある。
2008年から改定されており、直近は、2011年の第5版の「違法に使用される非食用物リスト」である。このリストには、47物質が公表されている。

中国食品添加物規制Rev2+3.jpg

ちょっと驚く添加物をピックアップすると、

主な添加物Rev1.jpg

赤色で示した添加物には、結構驚かされる。

(11) 工業用苛性ソーダ : ナマコ・スルメイカ・生鮮乳の防腐のため
(28) 筋肉増強剤 : 豚・羊の赤身肉を増すために、餌に添加するので、肉に残存する
(31) 抗生物質 : ブタ肉の腐敗防止のために添加
(33) 蛍光増白物質 : キノコ・エノキタケ・小麦粉を白くするために、衣類の洗剤の増白剤を使用

これ以外にも、青色で示した添加物もある。
(1) ホルムアルデヒド : ユバ・麺類・小麦粉・タケノコ
(14) 工業用硫黄 : 白砂糖・コショウ・砂糖漬けの果物・人参・生姜など
(15) 工業用染料 : アワ・トウモロコシ粉・調理肉など
(21) 廃棄食用油脂 : 食用油脂
(22) 工業用鉱物油 : 古米
(24) 工業用アルコール : 混ぜた酒
(32) 鎮静剤 : 豚肉
(34) 工業用塩化マグネシウム :キクラゲ
(36) 漂白剤 : 焼き菓子
などの文字が見られる。

このようなリストを政府が発表するのは、中国の食の安全問題の深刻さを示しているが、法で定めても、法を守らない企業はあるだろうと推測は容易にできる。

日本も同じですが、食の安全を改めて考えさせられました。











































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